合理性に富んだ常用イヤホン〜LinkBuds

今日はちょっと変わったイヤホンを取り上げさせてもらいます。

SONYから新登場のワイヤレスステレオヘッドセット「LinkBuds」(WF-L900)。ご覧の通りポッコリと穴の空いたオープンエアー型のイヤホンで、見た目からもオープンエアー型のいわゆる”ながらイヤホン”というやつだと判ります。

そもそもイヤホンを使うシチュエーションは移動中や待ち時間など概ね外出時の暇つぶしに使用されるケースが多いと思うし、個人的にはそうした場面でしか出番のないものなのですが、そうした状況では周囲音がある程度聞こえた方が実用的でもあり、また事故や健康上の安全性という意味でも重要です。こうした観点からもカナル(耳栓)タイプが望ましいのか?ノイズキャンセルが必要なのか?など、しっかり用途を踏まえた上で選択すべきだと思います。


さてこのLinkBuds、とにかく良いところは耳に突っ込むノズルがないので耳垢で汚れる心配が少なく、これなら「ちょっとこの曲聴いてみてよ〜」なんて時も気兼ねなくイヤホンを貸してやることができますよね。また小さく軽い上にフィッティングサポートによりしっかりと耳に収まるので装着性は思いのほか良好で、多少の運動で外れやすいということはありません。

ドーナツ開口の効能は思ったほどでなく、周囲の筒抜感、開放感はAppleのイヤホンとさほど変わりません。でも「うどんの切れっ端」がはみ出すよりは当然目立たず邪魔にもならないのでここもポイント高いですね。ダークカラーがあるのも◎。

サウンドに関してはやはり構造上低音域の厚みこそ望めませんが、出しゃばった部分がなくすっきりとニュートラルな音質で聴き心地は良好です。まぁイヤホンに過度な高音質求めるのも無理があるし、こうした音響デバイスは癖っぽい音でないことがとにかく重要なので、そうした意味では文句のないイヤホンです。


弱点としてはバッテリー寿命(連続再生時5.5時間)が他に比べて見劣りするようですが、装着性を憂慮して軽量にまとめた結果でしょうけどね。まぁ一日中付けてる物でもないので個人的には十分だと思います。

あとやはり落としてしまったり失くしてしまいやすいのもこの手のデバイスのデメリットですよね。安い物でもないので取り扱いに注意しつつ、使う場面ってのもよく考えましょう。


最後に機能面ですが、音声やタブルタップ、トリプルタップで再生や音量などをコントロール可能で、立体音響やSound ARといったコンテンツにも対応し、もちろん通話も可能。SONY製ヘッドホンの機能設定アプリHeadphones Connectでさまざまな機能をカスタマイズできるのも便利です。


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